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きっず対局道場に「Q位110番」というのがあって、そちらに「自分は10Qを持っているけれども、20Qや25Qの人と打って負けてばかりなので30Qに変更して欲しい。Q位というのはいい加減で、棋力指標としては信用できない。」といった趣旨の投稿がありました。

メールアドレスなど書かれていないので直接のお返事ができないのですが、Q位というのはそういうものなのだと思います。

囲碁のルールを覚えた人が、純粋に囲碁のゲームとしての面白さがわかるまで、手の届く目標や達成感で確実に囲碁を続けてもらいたい、というのがQ位認定のもともとの意義です。
例えばルールを覚えた人同士、19路でひたすら打っていて、どれだけ飽きずに続けられるのかというとかなり疑問です。

ところが、


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「こんなハンディなんて、ばかにするな!」 → 「え、負けた...」
「くそー、今度は勝つぞ」→「また負けた」→「今度こそ」→「勝った! 40Qゲット♪」

このパターンを繰り返すうちに、10Qへ到達。

Q位というのはあくまで「自分自身の目標、励み」、RPGにおけるアイテムのようなものであって、他の人と比べる棋力指標とはもともと考えていません。認定員さんの棋力にも多少のバラツキがあるのも事実ですが、それについてあまり神経質になっていないのもそのためです。

20Qを持っている人が、ある程度のレベルに達していることはわかりますが、その後、どこまで強くなっているのか、それはわからない。20Qのまま、初段の実力になっているかもしれないのです。
囲碁のゲームそのものの楽しみが身に付いて、対局場内でいいライバル、先生をみつけた人にとっては必ずしもQ位認定は必要なくなってしまうから。

他の人と比べた客観的(あるいは相対的)棋力の指標が欲しいという方は、ぜひ蛸壺リーグに参加をしていただきたいと思います。

先日オープンした新対局場「きっずNEW」では入場者リストのところにQ位と蛸壺確定級を表示するようになっていますが、そのとき、1つのHNでQとKを両方持っている場合には、Kを表示するようにしているのも、そのような理由です。

ニンテンドーDSでの脳トレゲームのヒットや書店に並ぶ脳トレ本を見るにつけ「一生飽きない脳トレ」として囲碁がアピールできないか、と考えたりするわけです。

その手のゲームや本はすぐに飽きる(2年後も同じのをやってるとは思えませんよね?)し、かといって、次々に新作、新刊を買っていくのも大変。そもそも2年後にブームが続いていて新作が供給され続けるかも未知数。

そこへいくと、囲碁は.... というのがアピールポイントなわけですが、この話を囲碁を知らない知人にしたところ、ゲームが受けるのはすぐに結果(脳年齢とか)が出るからだ、囲碁にそれがあるか? と言われてしまいました。

なるほど、そこか!

よくある疑問として、9路とか13路でずっとやってるのと、早く19路に移行するのと、囲碁の上達という観点からどうなのか、ということがあると思います。

面白いたとえとして思いついたのが

 9路:ソロ
13路:室内楽
19路:オーケストラ

ということなんですけどね。

全然、別の世界である一方、音階の基礎→アンサンブルの基礎→という積み上がり方があるということ、そしてまたどんな達人であってもそれぞれの世界が楽しめることなど、とても似ているかなと。

早くオーケストラをやりたいのはわかるし、ぜんぜんアンサンブルになってなくてもオーケストラの中に入っているのが楽しい、そのために楽器をはじめたんだ、というのももちろん結構なんですが...基礎からしっかりやっていくと質の違う楽しみの発見がありますよ~ みたいな話かと思ってます。

囲碁に話を戻すと、囲碁も上達するに従って、より深い楽しみというのがあって、それにできるだけ早く触れるには、9路、13路にそこそこ時間をかけたほうがよさそう、というのが私の考えになります。

世の中に9路や13路について触れた本が少ないとか、プロの先生がそういう教え方をしていない、ということはあるのですが、それは簡単に説明ができます。9路や13路の囲碁というのの歴史がとても浅いということがひとつ。プロになるような才能のある人なら、いきなりの19路で全然問題がなかったのであろうことがひとつ。

9路 13路 の囲碁の歴史はこれから私たちが作っていくことになる...そう思います。

Q位認定の後の検討で、認定員の間違いを指摘したら問答無用で部屋を追放された、というような苦情がきっず110番を通して、あるいは口づてでときどき聞こえてきます。このことについて私の考えを述べておきます。

まず、そもそもQ位認定とは何か。

オセロゲームのキャッチコピーに「囲碁半年、将棋3ヶ月、麻雀2週間、オセロ5分」というのがあります。ルールを覚えてから、自分でゲームの楽しさがつかめる、夢中になれる(「自力燃焼」というらしい)までの期間だそうです。

Q位認定は、まさにここを変えようとしています。ルールを覚えてすぐに40Q認定を始めれば、真剣に勝敗を争うう楽しみ、置石が1つずつ減って自分の上達を自分で確かに感じる喜び...そういうものにすぐに触れられるのではないか。19路でやってるだけなら「囲碁半年」だったかもしれないものを、「囲碁30分」にしてみせよう...

これまで囲碁のルールは覚えたけど、ゲームのおもしろさがわからないままに囲碁の世界から離れてしまった人というのは、何十万、何百万人といるかもしれません。1人でも多くの人に囲碁の楽しさをしっかりお伝えして一生の楽しみにしていただきたい、そういう気持ちで認定員の皆さんは日々、活動しておられるのです。

だから、Q位の棋力水準の厳密さとか、認定員の検討内容の正しさとかは、二義的なものであって、私は全く重視していません。それを求めるならプロ棋士の力が要るのです。(関棋ネットや幽玄の間で棋力判定やいろいろな指導サービスを充実してもらえれば嬉しいですし、私も囲碁きっずアドバンスでできることをいろいろやっていきたいと考えています。)

さて、その上で「問答無用で追放」はやりすぎではないかということについて。

これは一般論の話をしても仕方ありません。認定員にも受験者にも観戦者にも常識的なマナーというものがあるのはいうまでもないことです。問答無用といいますが、これまでその問答にどれだけの手がとられてきたのか、という背景もあるでしょう。よく知っている大人の方なのであえて名前を出します。でごんさんの認定活動について私は全面的に信頼をしてお任せをしています。やり方にご不満があるのなら、その認定部屋に入らないでいただければ済みます。「認定員がウソを教えるのを放置できない」というお考えに対する見解は先に述べました。放置できないと感じる方はどれだけ正しいことを指導できるのでしょうか。少なくとも私には、囲碁の「正しい」打ち方を教えることができるという自信はありません。

以上、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

お正月休み、駅伝、ラグビー、サッカーなどスポーツ観戦を楽しんだ方も多かったのではないでしょうか。

囲碁も「自分は人の碁を見るのが好きなんだ」ということでネット対局場で自分は対局をせずにもっぱら観戦という方も多いと思いますが、そんな方におすすめなのが囲碁きっずアドバンス(タイゼム)の懸賞対局なんです。

スポーツでもそうですけど、自分がどっちかの勝利を願っているのといないのとでは、おもしろさが全く違います。

ポイント1:懸賞をすることで、知らない人同士の対局でも燃えることができる
ポイント2:懸賞できるのは50手まで。序盤に形勢判断をする習慣がつく
ポイント3:世界トッププロ同士の対局が毎日行われている

これは本当に、他の対局場にないすばらしい仕組みだと思います。
懸賞対局のくわしい説明ページへ

SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を利用する人が増えてきています。
SNS は日記を書いたりにコメントをつけあったりすることで人と人とがつながっていくサービスです。
国内最大手の mixi の会員は先月500万人を突破しました。

囲碁きっずのようなネット対局場で、コミュニケーションの手段としてチャットや掲示板がありますが、このSNSは囲碁を通じた友達をつくるのにとても適したものだと思います。

囲碁きっず、囲碁きっずスクエア、囲碁きっずアドバンスご利用の皆さんにはぜひ、囲碁専用のSNS、「囲碁SNS」のご利用をお勧めしたいと考えています。

囲碁SNSについての説明はこちらをご覧ください。現在、約200人のメンバーが参加をしています。
ヘルプ 囲碁SNSを教えて

囲碁SNSは招待制になっていて、囲碁SNSに参加しているメンバーからの招待状がないと参加できません。

囲碁きっず、囲碁きっずスクエア、囲碁きっずアドバンスのユーザーの方で、囲碁SNSに参加している友達がいないけど参加してみたいという方は、こちらのページで自己紹介をきちんと書いてご連絡ください。できるだけ私のほうから招待を差し上げたいと思います。(招待制の趣旨から、100%のお約束はできませんが)
なお、囲碁SNSには特に年齢制限等はありませんが、私からの招待の目安として中学生以上と考えています。

2003/9/29 に書いた文章です
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大阪よみうりテレビの「ミニ碁一番勝負」という番組が、9路盤の囲碁というゲームをいわば、再発見し、市民権を与えました。これは本当に歴史的な功績ですよね。

功績、という点では足下にもおよびませんが、「囲碁きっず」も、13路盤の囲碁というゲームを再発見しつつあるのではないかと思います。

Q位認定において、10Qは私に対して9路の3子です。で、9Qになると、13路の5子となります。ここにものすごく大きな壁があります。下のQ位分布グラフをご覧ください。

2003/09/29 現在

Q位 : 7596 人

40Q 574 人 ********************
35Q 284 人 **********
30Q 559 人 *******************
25Q 570 人 ********************
20Q 862 人 *****************************
15Q 856 人 *****************************
10Q 2058 人 *********************************************************************
09Q 462 人 ****************
08Q 201 人 *******
07Q 284 人 **********
06Q 165 人 ******
05Q 177 人 ******
04Q 308 人 ***********
03Q 95 人 ****
02Q 42 人 **
01Q 72 人 ***

13路の壁、というものが「囲碁きっず」の中でいかに大きな存在感を持っているかおわかりいただけるでしょうか。

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私自身、何局も13路対局を経験する中で、その面白さ、価値を感じます。
方向感覚と戦闘力を磨くのに最適なサイズだと思うのです。

いきなり19路に行ってしまうと、プロの碁の布石や定石の真似をして、わかったような気になる、強くなったような気になるという弊害が多少ある気がします(小学校低学年以下の年少の子の場合は関係ありませんが)が、13路ではそのようなゴマカシは一切、ききません。方向感覚(強い石・弱い石の判断)と死活・攻め合いのヨミで勝負が決まるのです。

「碁の密度」ということを考えることがあります。入門・初心者が19路で打つと、言葉は悪いですが、内容の薄い、スカスカの碁になってしまいます。9路なら一生懸命考えて、かなり中身の詰まった碁が打てます。大きな碁盤に移行する目安というのは、この密度を保てるかではないだろうか、そういうことを考えるのです。もちろん、早く大きな碁盤に移行してもいいのですが、強くなるためにかかる時間という点で効率がよくないのではないか、という意味ですが。

趙治勲プロはかつて著書で、「9路だけでやっていたほうが早く初段になれる」というような趣旨のことを書かれていました。実感としてよくわかる気がするのです。

とりとめのない話になってきました。最後に13路盤の大きなメリットをひとつ。

「お昼休みに1局打つのに最適なサイズですよ!」

2003/9/29 に書いた文章です
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囲碁きっず」を立ち上げたのは2001年の10月のことでした。11月には iGo棋院ネットワーク(http://igo.cc)の森さんのご厚意でネット対局場を設置しました。

その最初の頃のことです。初心者と思われる方から、一局打ってください、と言われて相手をしました。19路盤。置石無し。

囲碁をよく知っておられる方なら、これがどういう状況かおわかりいただけるでしょう。大人と赤ちゃんの相撲みたいなものです。相当、手加減してもこちらが圧倒的有利になってしまいます。打っている途中、「おんぷパパ、手加減してよ」(おんぷパパ、というのは私が当時使っていたハンドルネームです)と言われました。しかし、どうにもこうにもしようがありません。

こんな碁が毎日毎日、何十局も打たれたりしたのでは、教わるほうも、教えるほうも大変だ。

その翌日、会社(当時はサラリーマンでした)の昼休みにふと浮かんできたアイデアが、現在、「囲碁きっず」の目玉となっている、Q位認定でした。

入門初心者は9路盤で9子からはじめて、アマ高段者(スタート当初はそういうメンバーでした)のボランティアの認定員と真剣勝負をする。9子で勝ったら40Qだよ。8子なら35Q...以下同様で、3子で勝てば10Q。

黒さんは「こんな狭い盤にこんなにたくさん石をおいて、人をばかにするにもほどがある」というような気持ちで打ち始めると思うんですが、それが魔法のように負かされてしまう。これはびっくりするはずです。囲碁の途方もない深みに、入門早々に触れてしまう。そして、その後は、自分が1日1日、強くなっていくのを実感できる。

10Qに達したときには囲碁というものが「一生もの」になっているはず。(囲碁界の最大の悩みは、ルールを覚えた人が囲碁の面白さに触れる前に脱落してしまうことではなかったでしょうか?)

白をもったほうだって、19路で「手加減」しながらダラダラ打つのとは全然違って、本気を出さないと勝負にならないから、面白いです。しかも黒さんの成長の手応えもしっかり感じることができる。「初心者に碁を教える楽しみ」をこれまでにない規模で掘り起こすことができたとも思っています。

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