9路置碁の真剣勝負~「Q位認定 誕生秘話」

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2003/9/29 に書いた文章です
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囲碁きっず」を立ち上げたのは2001年の10月のことでした。11月には iGo棋院ネットワーク(http://igo.cc)の森さんのご厚意でネット対局場を設置しました。

その最初の頃のことです。初心者と思われる方から、一局打ってください、と言われて相手をしました。19路盤。置石無し。

囲碁をよく知っておられる方なら、これがどういう状況かおわかりいただけるでしょう。大人と赤ちゃんの相撲みたいなものです。相当、手加減してもこちらが圧倒的有利になってしまいます。打っている途中、「おんぷパパ、手加減してよ」(おんぷパパ、というのは私が当時使っていたハンドルネームです)と言われました。しかし、どうにもこうにもしようがありません。

こんな碁が毎日毎日、何十局も打たれたりしたのでは、教わるほうも、教えるほうも大変だ。

その翌日、会社(当時はサラリーマンでした)の昼休みにふと浮かんできたアイデアが、現在、「囲碁きっず」の目玉となっている、Q位認定でした。

入門初心者は9路盤で9子からはじめて、アマ高段者(スタート当初はそういうメンバーでした)のボランティアの認定員と真剣勝負をする。9子で勝ったら40Qだよ。8子なら35Q...以下同様で、3子で勝てば10Q。

黒さんは「こんな狭い盤にこんなにたくさん石をおいて、人をばかにするにもほどがある」というような気持ちで打ち始めると思うんですが、それが魔法のように負かされてしまう。これはびっくりするはずです。囲碁の途方もない深みに、入門早々に触れてしまう。そして、その後は、自分が1日1日、強くなっていくのを実感できる。

10Qに達したときには囲碁というものが「一生もの」になっているはず。(囲碁界の最大の悩みは、ルールを覚えた人が囲碁の面白さに触れる前に脱落してしまうことではなかったでしょうか?)

白をもったほうだって、19路で「手加減」しながらダラダラ打つのとは全然違って、本気を出さないと勝負にならないから、面白いです。しかも黒さんの成長の手応えもしっかり感じることができる。「初心者に碁を教える楽しみ」をこれまでにない規模で掘り起こすことができたとも思っています。

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